Vol.22 復旧作業のお手伝いで「お互い様」の大切さを実感

  • 徐々に片付き始めた舟屋葬祭さんの内部
  • コンビニでは、電卓とペンでの会計。店内は一部壊れていても、がんばっておられます
  • 救援物資を被災地へ運んでいる国連世界食糧計画(WFP)の仮設事務所
  • 1階が倒壊してしまった家の数メートル先の家は無事、非情な運命です

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第10次支援部隊として気仙沼に派遣したむすびす(旧アーバンフューネス)社員のレポート

4月24日10時現在

4月23日報告です。

7:00  起床

8:00  舟屋さんへ向け出発

9:50  到着

10:00 ホール清掃
⇒2日間で事務所・ホールは大分復旧してきました。ヘドロの除去も進んできたため、本日より専門業者がはいり、本格的な板の張替えなどはじまりました。今日は台所からお風呂玄関などのヘドロ除去。通路に散乱した備品を撤去中、打ち上げられた丸々したカツオを発見しました。舟屋さんは貸衣装も取り扱っていたため、着物など数百万だめになったと奥様がおっしゃてました。またおばあちゃんの代からの思い出の品もみんな駄目になってしまったそうです。

11:30 呼び出し
⇒当初の予定で12:30出棺予定の【●●家】

11:40 大曲安置所到着
⇒相変わらず葬家・警察・霊柩車・葬儀社でごった返し。
本日は農協さんの仕事です。依頼どおりに到着したのですが、結局安置所が混雑。
※農協さん・全互協・市役所職員の統率が取れておらず、寝台車を横付けして出棺間際にご遺体の取り違い発覚。急いで車の入れ替えを行いました。

12:30 釣山斎苑に向け出発
⇒同乗者1名【故人のお母さま】

13:30 斎苑到着
⇒宰領。親族が遺影写真を持っていた事・納体袋に故人様が納められていたため年齢がわからなかったのですが、火葬場に遺影写真を飾った時に故人様が40歳とわかりました。
中学生の男の子が2人いました。おそらくお子さんです。

14:30 火葬
⇒ご葬家・事務所に挨拶して業務終了。

15:30 宿泊場所到着
⇒むすびす11次支援スタッフ

19:00 スタッフ2名 引継ぎ

21:00 出発

03:30 自宅到着

所感

被害の大きさに驚いたのは当然ですが、聞く話によると2度目の余震が与えた影響が大きかったそうです。
仙台も同じでしたが、被災を受けられた方の表情は疲れきっていますが、話をするとものすごく明るく対応してくれる人もいます。個人的な感想ですが、日本人の持っている【おもてなし】の部分と【お互い様】の部分に改めて気づかされました。
岩手沿岸部でいまだ毎日10~20名のご遺体が発見されています。不明者の3500人を考えると1年間は発見されつづける状況、瓦礫の撤去も進まない環境、ハローワークに人があふれる状況を考慮すると復興は極めてむずかしいと思われます。そうしたなかで微力ではありますが少しでもお手伝いすることが大事だと思います。いつ自分の身に降りかかるかわからない中で【お互い様】の精神で行くことが大事だと思いました。

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