• 安置所では納棺されたご遺体が整列し、広大な場所を占めて並んでいる
  • テントの一角の身元不明者の情報を確認していくご家族
  • 未だ身元が不明なご遺体の特徴を出来るだけ細かく情報公開してある
  • 身元不明者のご遺体顔写真が並び、ひとつずつ確認していくご家族。本当に胸がしめつけられる

クリックで拡大します

第4次支援部隊として派遣したアーバンフューネス社員からのレポート

3月30日22時現在

30日は早朝から災害緊急車扱いにて給油の後、宮城野斎場にて棺200本、その他骨壺一式、トラック搬入実施。
ドライアイス包装作業の後、11:30~に搬送要請が入り、石巻旧青果市場(遺体仮安置所)へお迎えにあがりました。

本日の故人様は80歳女性で、寺院住職が引き受け人。津波に巻き込まれ、爆発(火災)に見舞われた模様で、遺体状況はかなり厳しいものでした。ひとまず斎場にご安置しました。

石巻港付近まで車を進めたが、ものの見事に街がおかされている事を自分の目を通して確認し、改めて爪痕の大きさを実感しました。

テントの一角に身元不明者のご遺体顔写真が並び、それをひとつずつ確認していく家族をみると本当に胸がしめつけられる思いです。現在、確認されているご遺体の棺等の供給は、宮城県内は概ね落ち着いてきたそうで、安置所では納棺されたご遺体が整列し、広大な場所を占めて並んでいます。

しかし市場内の大きな倉庫では、いまだ身元確認の取れていない方が新たに運ばれてきており、裸体のご遺体を警察が水で流し、検死が進められていました。
それでも災害当初と比べ段々と身元が確認されて、遺族が引き取ってきているとの事。本日の状況を見る限り、直近の課題としては恐らく「搬送支援」が中心になってきます。
よって、31日に仙台に入る第5次支援部隊は、白Yシャツ2枚以上とクリーニングされているスーツ、靴クリーナーを新規必須持参品として追加すること。

先ほど、仙台周辺の土葬について重要な情報が入りました。
仮土葬について、本日まで自衛隊が身元不明のご遺体を一旦所定の場所へ仮土葬をする作業が行っていましたが、明日以降は徐々に引き上げるとのこと。
この作業を、次にだれが担うのか。

政府から全国建設業協会に協力要請が出たと聞いていたものの、地元行政がまずは重機を扱う土木作業会社へ依頼したところ、すべてが辞退したとのこと。
次に白羽が立ったのは市内の葬儀社さんです。要請依頼がきたものの、自分が見た限り、現状で市内の葬儀社さんは、身元が判明した方の案件だけでも限界を超えて稼動しており、他地域からの応援を受けている状態です。
引き受けることができず、ひとまず辞退されたとのことでした。

遺体の数は膨大です。自衛隊撤退後は重機関連・車両関連の業界団体の協力がなければとても進められません。

他地域からの支援を呼びかけたいです。