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家族葬のお通夜とは? お通夜をしない家族葬はできるのか?

家族葬のお通夜

家族葬は、葬儀にお呼びする方を身内や親族、故人と親しかった友人などに限定し、少人数でゆっくりとお別れする葬儀のスタイルです。

家族葬の流れは、1日目の夜にお通夜を行い、2日目の午前に葬儀・告別式を行う、2日間で行うのが普通です。

故人の仕事関係やご近所の方々にもご案内する一般的な葬儀の場合、お通夜にはたくさんの方が参列されますが、家族葬のお通夜はどのようなものなのでしょうか。

また、最近ではお通夜を行わず、葬儀・告別式、火葬を1日で行う一日葬スタイルの家族葬を選ばれる方もいます。

今回は、家族葬でのお通夜の流れや、お通夜を行わない家族葬について詳しく紹介していきます。

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お通夜とは?

葬儀は2日間にわたって行われるのが一般的です。1日目の夜にお通夜、2日目に葬儀・告別式、火葬を行います。

お通夜は家族や親族、友人といった身近な人たちが故人を偲び、最後の夜をともに過す儀式です。

お通夜のしきたりや本来の在り方

本来のお通夜は、故人はまだ生きているものと考えて、遺族は線香やろうそくの火を絶やすことなく「寝ずの番」で、生きているときと同じようにして夜通し過ごし、一般の弔問客は翌日の昼間に行われる葬儀・告別式に参列していました。

時代とともにお通夜のしきたりは変り、仕事関係や近所の方など一般の弔問客も招いて、6時や7時から僧侶の読経が始まるようになりました。

焼香のあとはお通夜料理で弔問客をもてなし、その夜のうちにお開きになるスタイルが定着しました。

弔問客にとっては、仕事などを休んで参列する日中の葬儀・告別式よりも、仕事を終えてから弔問できるお通夜のほうが参列しやすいためです。

また、多くの斎場は防災上の理由から、線香を絶やさない「寝ずの番」を認めておらず、宿泊できる斎場も限られています。その結果、故人と一緒に夜通し過ごす家族は減っています。

1日で行う葬儀も年々増加

首都圏の葬儀に関する情報を発信するエンディングデータバンクによると、火葬式を除く葬儀の日数の推移は以下のグラフのようになっています。

葬儀日数の割合202010

葬儀は2日間にわたって行われるのが一般的だと説明しましたが、近年はお通夜を行わずに、葬儀・告別式と火葬を1日で行う葬儀、一日葬が増加傾向にあることが示されています。

特に新型コロナウイルス禍の2020年においては、感染予防を第一に考える遺族(喪主)が参列者の人数を制限して、お通夜を行わない一日葬を選ばれているようです。

どのような理由で一日葬が選ばれているかを知りたい方はこちら

家族葬のお通夜とは?

仕事関係や近所の方など一般の弔問客を招いて営む一般葬も、参列者を家族や親族、故人と親しい人たちだけに限定してお別れをする家族葬も、1日目にお通夜、2日目に葬儀・告別式、火葬を行う流れは変わりません。

家族葬では葬儀に家族の考えを反映しやすく、参列者も故人の身近な人たちだけなので、式場内で久しぶりに集まった親族や友人たちと水入らずで食事をしながら、思い出を語り合うことで故人を偲び、ゆっくり最後の時間を過す場になっています。

一般の弔問客を招かず、身内だけでお通夜を営むので、喪主も参列者も喪服を着る必要はありません。本来のお通夜の在り方を考えたとき、家族葬のお通夜のほうがふさわしいといえます。

別記事「お通夜と葬儀・告別式の違いとは? 流れは? マナーや手順も紹介」では通夜・告別式について詳しく説明しています。併せてお読みください。

お通夜を行わない家族葬もある

葬儀・告別式(仏式) | 葬儀の流れ

お通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を1日で行う葬儀を一日葬と呼びます。

家族葬のように参列者の制限などはないため、告別式には一般の弔問客も参列することができます。

一日葬はお通夜がなく、葬儀・告別式だけのお別れのスタイルであるため、精神的にも体力的にも負担が抑えられます。

特に参列者に高齢の方が多い家族や、遠方から来る親族が多い家族、仕事が忙しい方などに選ばれています。

お通夜料理がなく、遠方からの参列者は日帰りも可能になるので、宿泊費などが抑えられるのも特徴です。

但し、斎場などの式場の費用については、2日間貸しが基本なので、一日葬でも半額にはならない場合があります。

また、利用する斎場・葬儀場、菩提寺の考えによっては、一日葬ができない場合もあります。一日葬を検討している方は、必ず事前に確認しましょう。

別記事「一日葬とは? 家族葬と何が違うの?一日葬を徹底解説」にて一日葬について詳しく説明しています。併せてご覧ください。

家族葬でお通夜を行わない3つの理由

参列者を家族や親族、故人の友人に限定して親しい方だけで見送る家族葬の場合も、一日葬を選ぶことができます。

家族葬に参列するのは身近な人たちなので、葬儀に家族の考えを反映しやすく、「寝ずの番をしない」「一般の方は参列しない」のであれば、お通夜を行わない家族もいます。

また、以下に紹介する3つの理由から、家族葬でお通夜を行わない家族も増えています。

参列者の都合が合わない

故人の家族や親族が遠方から参列したり、仕事の都合でどうしてもお通夜と告別式の両方に参列できない場合に、お通夜を行わないことがあります。

参列者の負担を抑えたい

高齢の参列者が多い場合は、お通夜を行わないことがあります。斎場までの移動や、長時間の参列が体の負担になるからです。コロナ禍においては感染予防の観点から、お通夜を行わない家族もいます。

葬儀の費用を抑えたい

お通夜にかかる費用を抑えたい場合に、お通夜を行わないことがあります。お通夜を行わないことで、いくら費用を抑えられるのか、以下に紹介します。

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費用を抑えてお通夜を行うことは可能

お通夜を行う場合と行わない場合とでは、葬儀費用はどう違うのか。参列者10名の家族葬を仮定して比べてみましょう。金額は全て税抜き価格です。

比較する項目は、家族葬の費用の8割を占める、花祭壇、斎場使用料、お布施、料理、返礼品、棺、配膳人の7項目です。

    花祭壇:±0円
    返礼品:±0円
    棺:±0円
    斎場使用料:±0円
    葬儀社が手配した僧侶のお布施(お車代・お膳料):-10,000円
    お通夜料理(お清め):-35,000円
    人件費(配膳スタッフ):-15,000円


    合計:60,000円

花祭壇、返礼品、棺、斎場使用料は、費用の差がありません。
斎場使用料に差がないのは、告別式だけを行うにしても、花祭壇などを用意にするために、前日から使用する必要があるからです。

葬儀社が僧侶を手配する場合、一日葬では読経が1日だけになるので、お布施に含まれている2日分のお車代10,000円が半分の5,000円、2日分のお膳料10,000円も半分の5,000円になり、合せて10,000円がマイナスになります。
なお、菩提寺とお付き合いのある方は、菩提寺にお布施を確認しましょう。

お通夜料理はプランや内容によっては異なりますが1人前3,500円の場合、10名分で35,000円かかります、用意しない場合はこの35,000円がマイナスになります。また、配膳スタッフを手配する必要がないので、1名分15,000円がマイナスになります。
この結果、お通夜を行わなかった場合の費用は、行った場合と比べて60,000円のマイナスになります。
遠方から参列する親族の宿泊費を家族が負担する場合は、さらに宿泊費も抑えることができます。

葬儀を行う上で、家族が大切にしている想いにかなっているかどうかが、葬儀の形式に大きく影響します。
家族が重視するポイントは、故人をゆっくり偲ぶこと、参列者に配慮すること、葬儀の費用を抑えること、その人らしく見送ることなど様々でしょう。

葬儀の費用を抑えながら、故人をゆっくり偲ぶお通夜を過すことはできます。
参列者が身内だけなら、お布施(お車代・お膳料)がプラス10,000円になるだけで、お通夜を行う方法があるからです。
参列者が身内だけなので、おもてなしの意味で用意する、お通夜料理を手配しなければいいのです。

お通夜を行うかどうか迷ったときは、何を重視するかをいま一度考えたうえで、葬儀社に相談してはいかがでしょうか。

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まとめ|家族葬のお通夜は、家族や親族など身近な人たちが故人の想い出を語り合い、ゆっくり最後の時間を過す場

家族葬のお通夜について、ご理解いただけたでしょうか。

  • 葬儀は1日目にお通夜、2日目に葬儀・告別式、火葬を行うのが一般的。
  • お通夜は家族や親族など身近な人たちが故人をしのび、最後の夜をともに過す儀式。
  • 現在のお通夜は、一般の弔問客も招いて6時や7時から行われている。
  • 首都圏ではお通夜を行わず、葬儀・告別式を1日で行う一日葬が年々増加している。
  • 家族葬のお通夜は、家族や親族といった身近な人たちが故人を偲び、ゆっくり最後の時間を過す場となっている。
  • お通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を1日で行う葬儀を一日葬という。
  • 一日葬は家族や親族が遠方から参列したり、仕事の都合でどうしてもお通夜と告別式の両方に参列できない場合に選ばれている。
  • 一日葬は、高齢の遺族や参列者が多い場合、精神的・体力的な負担が抑えられることから選ばれている。
  • 新型コロナ禍においては感染予防の観点から、一日葬を選ぶ家族もいる。
  • 一日葬は、お通夜にかかる費用を抑えたい場合にも選ばれる傾向がある。
  • お通夜を行う2日間の葬儀でも、葬儀費用を抑えながら、故人をゆっくり偲ぶ時間を過ごすことはできる。
  • 利用する斎場・葬儀場、菩提寺の考えによっては一日葬ができないこともあるので、事前に確認が必要。
  • お通夜を行うかどうか迷ったときは、何を重視するかをいま一度考えたうえで、葬儀社に相談するのが一番。

よくあるご質問

お通夜はどのように進行していくのですか?
お通夜は会場設営から始まり、参列者の受付、お通夜の開式、ご僧侶による読経、焼香、お通夜の閉式、通夜振る舞いと続き、ご希望の方はご宿泊となります。
ご家族様はお通夜当日、開式1時間ほど前にお越しになり、斎場に設営された花祭壇、供花札の名前や並びをご確認いただきます。
開式までは控室でお待ちになり、ご僧侶がお着きになられたら、ご挨拶の際にお布施をお渡しいただきます。
式場へは、お通夜の開式10分から15分前にご案内いたします。通夜振る舞いのお部屋には、読経後にご僧侶が退室され、閉式となった後にご案内いたします。
一日葬はどんな宗教でも行うことができますか?
葬儀社によっては対応可能です。
ただし、お付き合いのある宗教者様(菩提寺様など)がいらっしゃる場合は、相談してから執り行います。
一日葬でも、斎場に泊まって故人といっしょに過ごすことはできますか?
前日からご葬儀の準備で斎場を使用するため、宿泊可能な斎場であれば故人様と一晩お過ごしいただけます。宿泊できない斎場であっても、準備をしている間はご親族や近しいご友人だけで、お別れのお時間をゆっくりお過ごしいただけます。

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