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無宗教葬なのに僧侶へ読経を依頼する理由とは?

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読経

葬儀には、無宗教葬というスタイルがあることをご存知でしょうか。

無宗教葬とは、読経や焼香などの宗教儀式を行なわずに、故人を見送る葬儀のスタイルです。

首都圏では、無宗教葬を選ぶ方が増えています。首都圏の葬儀に関する情報を発信するエンディングデータバンクによると、2014年は葬儀件数全体の17.8%でしたが、2015年は18.4%、2016年には20.3%と、年を追うごとに増えています。

無宗教葬が増えている背景には、仏教離れが進んでいることが考えられます。

エンディングデータバンクによると、2014年の仏教葬の割合は81.9%でしたが、2015年は81.5%、2016年には79.7%と減少しています。

菩提寺と付き合いのある方の割合は、45%前後で推移しているので、菩提寺と付き合いのない方が、仏教葬を選ばなくなりつつあることが伺えます。

そこには、仏教にのっとった宗教儀式で送ることに意義を見出せない方、お布施を払うだけの余裕がない方など、様々な事情が考えられます。

無宗教葬には2つのデメリットが

無宗教葬を行うメリットは、宗教儀式に縛られることなく、家族の考えで自由にお別れの内容を決められることです。

一般的には、仏教葬でいう焼香にあたる献花を行います。また、式中に食事をしながら故人の思い出を語り合ったり、故人が好きだった音楽を流したり、葬儀社のスタッフが家族の考えを伺いながら、無宗教葬の内容をプランニングします。

デメリットは、「仏教葬が当たり前」という地域の方が参列した場合、無宗教葬というスタイルに戸惑いを感じる可能性があることです。

もうひとつのデメリットは、無宗教葬がどのような内容になるか、葬儀社の力量に大きく左右されることです。

無宗教葬は、読経や焼香を行う仏教葬のように流れがないため、葬儀社のプランニング力が問われる葬儀スタイルです。

無宗教葬の実績が少ない葬儀社を選んでしまった場合、家族も参列者もお別れの時間をどう過ごしていいのかわからない葬儀になってしまうこともあり得ます。

無宗教葬は自由だからこそ、読経も依頼できる

無宗教葬は決まったお別れのかたちがないため、家族の考え次第でどのような葬儀にもできます。

無宗教葬を選ぶ家族の中には、葬儀の式中に読経や焼香は行わないが、斎場から火葬場に移動して、故人が火葬される前に僧侶に読経をあげてもらいという方がいます。

また、お通夜と葬儀・告別式の2日間のお別れを行い、お通夜は無宗教葬、葬儀・告別式は仏教葬を選ぶ家族もいます。

宗教儀式としての式中に読経は行わない。でも、故人が火葬される前に、最期は読経をあげてもらいたい。

私たちの日常には、様々なシーンで仏教とつながりがあります。

仏教を信仰はしていないが、見送ったという実感を得るための心の収め方として、僧侶に読経を依頼する方が増えても、不思議ではありません。

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