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エンディングノートは生きた証や想いを伝えるもの

女優の財前直見さんが2017年7月10日にフジテレビで放送された情報番組『ノンストップ!』で、エンディングノートを書き記していることを明かしました。

エンディングノートとは、終活のひとつとして注目されている取り組みのひとつです。

2010年頃から、エンディングノートは様々なメディアで取り上げられ、瞬く間に話題となりました。

エンディングノート普及センターの調査によると、高齢者世帯の認知度は90%を超えています。

しかし、エンディングノートという名前は聞いたことがあるけど、何から書いていいのか分からないという方もいます。

エンディングノートは、将来自分に万が一のことがあった時に備えて、家族や周りの人に伝えたいことをあらかじめ記入するノートのことです。

書き込まれたエンディングノートは、その人が「生きていた証」になり、その人の想い家族に伝える大切なノートになります。


エンディングノートは何度も書き直すことができる

財前直美さんは、エンディングノートに書き記している項目のひとつに、葬儀のスタイルを挙げています。

希望する葬儀のスタイルとして、家族葬を選んでいる財前直美さん。ただし、「今後考えが変わったときには書き直せるように」と、敢えて鉛筆で書いているそうです

エンディングノートは公式な書面ではないので、鉛筆で書いても、ボールペンで書いても問題ありません。

一度に書き上げる必要もなく、考えがまとまったら書き足してもいいのが、エンディングノートの特長です。財前直見さんのように、書いた後に考えが変われば、書き直しても問題ありません。

エンディングノートは、書店に行けば簡単に手に入りますし、パソコンでも無料でダウンロードすることができます。


エンディングノートに書き記す主な11項目

財前直見さんは、エンディングノートに葬儀の希望を書き記していましたが、このほかには、どのような内容を記入すればいいのでしょうか。エンディングノートに書く主な内容は、以下の通りです。

1. 自分の基本情報(名前、住所、本籍地、誕生日など)
2. 自分史(親兄弟との思い出、学歴、職歴など)
3. 親戚・友人・知人リスト(親類関係、友人関係)
4. 自分の財産について(預貯金、株式、ローンなど)
5. 保険・私的年金(生命保険、個人年金など)
6. 介護のこと(介護が必要になった場合)
7. 葬儀のこと(葬儀の内容や費用など)
8. お墓のこと(希望する埋葬方法、お墓の費用など)
9. 携帯電話、会員サービスなど(携帯電話、インターネットなど解約をしたいもの)
10. 遺品整理のこと(形見分け、遺品の整理など)
11. 遺言書のこと(遺言書の有無、遺産分割など)

全てを書く必要はありませんし、これに家族へのメッセージや、飼っているペットのことなど、自分で好きな項目を付け加えても構いません。

公式な書面ではないので、記入する項目を自由に選べるのも、エンディングノートの特長といえます。

エンディングノートを書くことで得られるものとは?

エンディングノートは家族以外の方が見る可能性も考慮して

エンディングノートは、自分に万が一のことがあった時に、家族がすぐに見つけられるようにしておく必要があります。

一方で、「お金に関すること」などは、すぐに分かる場所に置いておくと、危険な場合があります。

そのため、エンディングノートを書く人の中には、「お金に関するもの」と「そうでないもの」にノートを分けて書く人もいます。

こうすることで、「お金に関するもの」を書いたノートを安全な場所に保管することができます。

『ノンストップ!』で財前直見さんは、エンディングノートに、各種パスワードや家系図を記入したことも紹介しています。

パスワードや暗証番号などを記載するときには、注意が必要です。銀行口座の暗証暗号などをエンディングノートに記載しておくと、家族以外の人に見られるリスクがあるので、記載する内容は家族だけがわかるヒントに留めておきましょう。

エンディングノートを書くことで得られるものとは?

エンディングノートが家族との想いをつなぐことも

『ノンストップ!』で財前直見さんは、エンディングノートを書くきっかけになった出来事として、親族が亡くなったことにあるといいます。その親族は、新聞広告の裏に大事なことをメモしていたそうです。

「大事なものが大事に見えないっていう、物としてのつらさみたいなものがありました。ちゃんとして残しておいて欲しい」という想いは、残された家族の誰もが感じることではないでしょうか。

また、エンディングノートは、生きている間に自分の人生を振り返ることができるというメリットもあります。

日々の生活の中で、自分の歩んできた人生を振り返る機会は、そうあることではないでしょう。エンディングノートの中には、残された人生で何をしたいのか、問いかける内容のものもあります。

エンディングノートによって、普段はなかなか言えないような、感謝の気持ちを伝えることもできます。エンディングノートに書かれた想いが、葬儀を終えた家族の新しい一歩を踏み出すきっかけになるのではないでしょうか。



最近の終活セミナーでは、エンディングノートの書き方をテーマにした講座も開催されています。「書いてみたいけど、自分一人ではなかなか書けない」という方にお勧めします。

万が一の時に、家族や親しい方に自身の想いを伝える方法としてはもちろん、自分のことを見つめなおす方法としても、エンディングノートを活用してはいかがでしょうか。

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