聴こえてくる歌声
86歳で旅立たれた故人様のご趣味は歌を唄うこと。
地域の歌謡大会に度々出場されて、たくさんの観衆を前に自慢の歌声を披露なさいました。
晩年はシルバーカーを押して歌謡大会へ参加するほどの熱の入れようで、ご家族も故人様の歌を聴くため頻繁に会場へ行かれたそうです。
一人娘のご長女様は、「母の思い出といえば、やはり歌を唄っている姿が鮮明に蘇ります」とお話しくださいました。
川の流れのように
群馬県伊勢崎市で6人兄弟の末娘としてお生まれになった故人様。
明るく健康に育ってほしいというご両親の願いどおり、活発な少女に成長しました。
子供の頃から唄うことが大好きで、小学校のときに先生の伴奏に合わせてクラス代表として歌唱したことをご家族に自慢されていたそうです。
地元の学校を卒業すると就職のために上京。
ご親戚の紹介で皇居近くに店を構えるカメラ屋さんで働かれます。
土地柄もあって皇室関係者や歌舞伎役者の方々のお写真を現像する機会も多かったようです。
新橋駅で逢いましょう
喪主のご主人様とはお見合い結婚。
ご主人様のお話しによると、お見合い当日お二人は新橋駅で待ち合わせたものの、約束の時間になっても逢うことができず、雨も降ってきて諦めかけたとき偶然、お二人は出逢うことができてご結婚にまで至ったそうです。
ご長女様にご両親の思い出を伺うと、「社会人になって初めて、両親をお寿司屋さんに連れて行ったら、二人がとても喜んでくれたことを思い出します」とお話しくださいました。
ご長女様は20年程前、お年を召されたご両親のことを心配して、婚家のある上尾市へご両親をお呼びになると、スープの冷めない距離に暮らされていました。
母への喝采
幼い頃から歌を唄うことが大好きで、自慢の歌声をご家族や観衆に披露することに歓びを感じておられた故人様。
祭壇の両脇には、歌謡大会のステージで熱唱する晴れ姿と、お祝いのスタンド花を背景に微笑まれる故人様のお写真をメモリアルスクリーンでお飾りいたしました。
丸テーブルの思い出コーナーには、歌謡大会の記念写真、78歳のお誕生日の寄せ書き、ご結婚指輪などを展示させていただきました。
最後のお別れは、故人様のお好きだった楽曲が流れる中、ご長女様が故人様のためにこの夏ご用意されていたお洋服をお手向けいただきました。
担当エンディングプランナー 小山 光弘
一人娘のご長女様は、唄うことがお好きだったお母様のお別れに何をしてあげられるか一生懸命お考えになられました。
その結果、お母様が一番輝いているステージで熱唱するお姿をメモリアルスクリーンで再現。
完成品をご覧になられたご長女様は、「大きくてちょっと驚きましたが、ご参列の方に元気なときの母を偲んでもらえると思います」と仰っていただけました。
お式には故人様のご親戚をはじめご年配の方が多くお見えになり、和やかな雰囲気のお見送りとなりました。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
その他のご葬儀エピソード
エンディングプランナーがお手伝いしたお別れのストーリー
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「できた」を感じていただく時間
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光は永久に
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費用はかけずシンプルに
ご火葬のみでのお見送り
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潮風が導くしあわせの時間
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輝きをそのままに
輝きはいつまでも家族の胸に
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想い出のシュプール
思い出の地を振り返りながら
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父が遺したもの
故人様の功績を振り返る
土日祝・深夜・早朝も対応
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