魂の還る場所
ご病気で急逝された故人様。 ご家族様の悲しみはとても深いご様子でした。 この度は故人様が魂となった後、還られる場所はどこか。 ご家族様と一緒に考え、その場所へ向かえるようなご葬儀となるようにお手伝いさせていただきました。
大切だったご夫婦の時間
故人様はご主人様と二人三脚で過ごしてこられたそうです。
お忙しい中でも、必ず1年に一回、7月にご夫婦で旅行を楽しまれていたそうです。
旅行される場所は、奇数の年は伊豆へ、偶数の年は伊豆以外の土地へ足を運ばれていました。
特に好きだった旅館は西伊豆にある「たたみの宿」だったそうです。
今年もまた「たたみの宿」へ行かれる予定を立てていたそうです。
少しでも旅行の気分を味わっていただこうと、旅館のタオルのご準備を試みましたが、こちらは叶いませんでした。
しかし、またゆっくり温泉に入れるようにと、温泉の素をご用意させていただき、喪主様から『ゆっくり休んでね〜あったまってね〜』とお声をかけながら、お柩へお手向けいただきました。
虹のかかる大草原へ
故人様は、死後の世界などスピリチュアルなことに興味を持たれていました。
ご家族様で故人様が帰られる場所を考えたところ、それは「綺麗な草原なようで、花が咲いていて、青空が見え、虹がかかっているところ」ではないかというお言葉をいただきました。
今回のご葬儀ではご家族様がお考えになった魂の還る場所に、ご夫婦で立っている様子をスクリーン祭壇で再現しました。
少しでも、故人様の魂が素敵な場所へ行けるように願いを込めました。
担当エンディングプランナー 小山 光弘
糖尿病を患われていた故人様。
ご主人様は奥様の体調不良が、糖尿病が原因と思われていたのですが、実は心臓を患われており、急逝されました。
ご主人様はそこに気づけなかったご自身を大変責めていらっしゃいました。
少しでも寄り添えるようにという想いでお手伝いさせていただきました。
葬儀後には、「これ以上のことはできないと思っています。感謝しています」というお言葉をいただきました。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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