誰もが認める功績を称えて
誰もが認める功績を遺し、自分の歴史を後世に遺し、自身の旅立ちまで2回ほど生前相談をされ、描かれたお見送り。
一家の大黒柱として家族を守り続けた方のエンディングはご家族様の胸に「誇り」として深く刻まれたお時間となりました。
鉄道で日本の成長へ寄与
故人様は89歳で旅立たれました。
ご家族からお話をお伺すると、ご家族からとても尊敬されたご主人様であり、お父様であったと容易に想像することが出来ました。
故人様は長野県で、6人兄弟の3番目の次男としてお生まれになりました。
厳格な父に育てられ、南アルプスを背に中央アルプスを望む伊那谷の目の前に天竜川が流れる場所で真っすぐ生きてこられました。
時の日本は高度経済成長を迎えていた頃、故人様は日本国有鉄道に入社され、30年ほど勤務されました。
故人様はお仕事で新幹線開通の事業に携わり、東海道新幹線が開通してすぐに乗ったのもご夫婦の思い出の一つだったと振り返っていらっしゃいました。
晩年は笑顔にあふれたおじいちゃん
国鉄のお仕事でのご活躍を経て、民営化を機に退職。
その後は系列会社の社長へ就任されました。
その功績を称え叙勲を授与され、ご活躍された軌跡は色あせる事なく後世の社員へと引き継がれていきました。
現役引退後は社会貢献に尽力をされました。
地域ボランティアに10年ほど従事され、全ての道のりに「自らが楽しみながら」取組まれていたのは家族の誇りでした。
亭主関白でありながら一方で、穏やかで真面目なお人柄は人と争うことはまずなかったそうです。
そして、晩年のお姿はと言えば「笑顔が絶えなく、お孫さんとよく話して、よく一緒に遊ばれていた」そうです。
ご葬儀は人生、全てを振り返る場
ご葬儀の準備と内容についてはご家族を慮るお気持ちから、生前2度ほど事前相談を行い、内容をご一緒に決めさせて頂きました。
式中のBGMは故人様の趣味でありましたクラシックをメインに流させて頂き、式典終了後は人生の軌跡を総集した映像「ライフギャラリー」を上映いたしました。
悲しみの中ではありながら、誇り高きその人生にご家族様は心を癒され、お食事の席では故人様を偲ぶために歓談に包まれたお時間をお過ごし頂きました。
そして思い出コーナーには叙勲の賞状をメインに自分史の冊子を並べ、人生を通じて受賞したメダルもお飾り致しました。
お花入れのお時間ではその思い出のお品をゆっくりとお手向けし、皆様、大粒の涙でお見送り頂き、ご家族が見守る中ご出棺させて頂きました。
担当エンディングプランナー 平川 雅彦
通夜祭当日、式場で湯灌をされた後、ご家族様を祭壇へとご案内させて頂きました。
すると喪主様をはじめ皆様大変喜ばれており、写真を沢山お撮りになられたその姿に安堵いたしました。
ご家族様は終始、故人様に寄り添いたいというお気持ちからずっと式場内にいらっしゃいました。
そして、最後は祭壇を背にご家族だけの集合写真の撮影をされ、アットホームな雰囲気は故人様がきっと一番喜ばれてらっしゃるのではないかと感じました。
それでも最後は、ご家族のマスクがビシャビシャになるくらい涙を流された姿は鮮明に残っております。
故人様が生前にプロデュースしたお見送り。
まさに有終の美の舞台であったと感じました。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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