最後のプレゼント
91歳でお亡くなりになった故人様。
告別式の日は、ご長男様のお誕生日でした。
生前、ご入院されている間、ご長女様が「お誕生日お祝いしてあげようね。」と励ましていらっしゃったそうですが、ご生前でのお祝いは叶わなかったとご長男の奥様が少し寂しそうに教えてくださいました。
常に明るく生きる
お生まれは神戸市で兄弟の末っ子としてお生まれになりました。
末っ子ということもあり大変かわいがられて育った、とお母様ご自身でお話しされていたそうです。
13歳の時、ご両親を亡くされ、その後は叔父夫婦のもとに預けられ、生活をされてきました。
いつも元気に、明るく、笑顔がトレーマークだった故人様。決して人を恨まず、妬まず、前を見て生きるその姿は家族のみんなから愛された人生でした。
不器用な母、でもその愛は深く
ご家庭を持つとご家族のために一生懸命働かれていた故人様。
しかし不器用な一面があったそうで、ご長男様は「料理はあんまり上手じゃなかったなぁ。だから、中学校の時にお弁当を家に忘れてしまった時、今日は購買部でパンを買って食べられる!!と喜んでいたんですが、母が息を切らして学校までお弁当を届けてくれたんです。当時は嫌だったけど、今思えばいつも家族のために一生懸命だったんだなぁって思います」と当時のエピソードをお話しくださいました。
最期のプレゼント~感謝の時間~
ご葬儀ではお母様の好きなものを、と故人様が大好きだったピンクのお花をふんだんに使った祭壇をご用意。
心を込めてお母様をお送りしたいという想いから手作りで思い出写真パネルを作成したり、ご出棺の際のお花をご家族様でご準備されたりしました。
ご参列の皆様は、思い出パネルやピンクで華やかな祭壇を見て、とても喜ばれていました。
この日は告別式でもありますが、ご長男様のお誕生日。
本来であればお母様は誰よりもお祝いしたかったのではないかと思います。
その想いを少しでも形にと、担当者から代理で「変わらない心」が花言葉である、スターチスのお花束と、お二人のお写真をパネルにさせていただき、お母様からの最後のプレゼンとして贈呈させていただきました。
担当エンディングプランナー 白石 大武
お母様のお好きだったピンクベースの明るい空間をご用意させていただきましたが、想像以上に良い雰囲気でとてもよかったとお言葉をいただきました。
またスタッフで撮影した「記録写真」についても、お喜びいただきました。
コロナ禍でご参列できなかった遠方のお孫様にお写真を見せることが出来た事がとてもよかったとお言葉をいただきました。
その他、お花入れのお時間やサプライズのお母様からのプレゼントなど総じてご満足できたとのお言葉をいただきました。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
その他のご葬儀エピソード
エンディングプランナーがお手伝いしたお別れのストーリー
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母を知る
大切なお母様を今一度知る場所に
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不即不離~どこまでも私の趣味よ~
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ご火葬のみでのお見送り
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想い出のシュプール
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父が遺したもの
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偉大なる旅路
故人様の功績を振り返って
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父へ捧げるラブソング
家族を結ぶ弦
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安らぎの刻
家族3人で過ごす最後のひととき
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誇りを胸に
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想いを馳せて
洋楽を流し、明るいお見送りを。
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愛、再び
最後はご家族が手をかけて
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イチバンの贈り物
イノチのたからもの
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人生のキャンバス
お母様の一番の彩はお子様たち
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山を見てなに思ふ
お母様らしい式場をお写真で
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