葬儀の価値
- 参列者
- ご親族:6名 ご会葬者:なし 火葬式
- 斎場
- お花茶屋会館
- 宗教
- 無宗教
故人様は葬儀に対し全く価値を感じていないおじい様。
ご葬儀に価値を感じてないので、当然葬儀社も「どこでもいい」という感覚でした。
ご本人がそうであるが故に、その奥様、息子様も同じお考え。
近所の葬儀社には片っ端から問合せをし、一番「自由にやってくれそうな会社」
という印象で弊社をお選びになりました。
廃仏毀釈
名古屋市のお寺の長男としてお生まれになった故人様。
ゆくゆくはお寺の跡継ぎとして育てられてきました。
その中でお寺がある意味、お墓とは?
人の死、葬儀、死後の世界とは?
色んな想いと矛盾…ご自身に住職になる資格はない!
お寺や宗教は不要だ!
と思い、ご実家を出られます。
その後、現実主義の代表の一つともいえる新聞記者になられたのは、その反動もあったのかも知れません。
ご長女様の一声
ご自身のお考えと言うよりも、故人様のお考えだけを頼りにされる奥様は当初、直葬をお考えでした。
息子様であるご長男もお父様と同じお考えで、お別れも何もしない直葬というお考えでした。
そこを変えたのは、ご長女様。
正確にはそのお子様である故人様のお孫様でした。
偶然、ご火葬の日が土曜日となり、直葬だと「子供がじぃじの顔見れないじゃん!」とのことで、お別れ時間を設ける出棺式へとスタイルが変更になりました。
涙の意味
かくして、30分ほどのお別れのお時間のためにお部屋をお借りし、お孫様を含めた皆様でお花入れをされました。
奥様はお柩の近くでお別れの間、ずっと涙を流し、お孫様もじぃじの為に、手を握ったり、お花や思い出のお品をお手向けされたりしました。
そして、最後のお蓋閉めの際は、全員が涙を流しながらのお見送りとなりました。
担当エンディングプランナー 真野 裕輝
遺されたご家族は、故人様のお言葉を唯一無二の支えとしてご葬儀に臨まれます。
しかし、それだけに頼ってしまうと、この世にご葬儀は無くなりますし、ひいては死を悼む気持ちや思いやりなども薄れてしまう気がします。
これから大きくなるお孫様に少しでもじぃじの命が結ばれることを祈ります。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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