不器用な優しさ
52歳の若さで急逝された故人様のご趣味は、アニメや漫画などのサブカルチャー。
故人様との思い出を妹様にお伺いすると、「兄からアニメ本の買い物を頼まれて、帰宅途中に買って帰ったことを思い出します」とお話し下さいました。
故人様のお人柄について弟様は、男兄弟なのでサバサバした間柄であったものの、クルマを貰った思い出などをお話しされて、「とても気前のいい兄でした」とおっしゃいました。
愛車は両親のために
故人様は千葉県佐倉市に3人兄弟のご長男としてお生まれになりました。
社会人になられてからは、住宅リフォームメーカーや精密部品製造会社にお務めになる傍ら、ご実家が営む農業のお手伝いをされてお父様から感謝されていました。
普段はご趣味のアニメや漫画を鑑賞しながら、ひとりで家飲みを楽しむ時間が多かったそうですが、休日になるとご両親を誘ってクルマで旅行に出かけられました。
愛車をアルファードにしたのも、足のご不自由なお父様を乗せて、ご家族みんなで旅行できるようにするため。
お母様は「優しい息子でした」とお話しされて、故人様の急逝にとても落胆しておいででした。
ガルパンの聖地巡礼へ
ご家族は故人様との旅行の思い出として、真っ先に茨城県の大洗磯前神社をお挙げになりました。
大洗町は人気アニメ『ガールズ&パンツァー』(通称:「ガルパン」)の舞台となった場所。
中でも大洗磯前神社は物語の印象的なシーンに何度も登場するガルパンファンの聖地です。
そこで式場を飾るメモリアルスクリーンは、ご家族の旅の思い出であり、アニメファンの故人様への想いを込めて、劇場版『ガールズ&パンツァー』で主人公たち県立大洗女子学園あんこうチームのIV号戦車が駆け下りた大洗磯前神社の二の鳥居の大階段に、故人様の愛車アルファードのお写真で構成いたしました。
息子を、兄を、想う時間
お通夜は、故人様のお仕事関係者を中心に多くの皆様にご参列いただきました。お式はメモリアルスクリーンについてご説明した後、開式させていただきました。
翌日の告別式は、ご両親様、妹様、弟様とご親族様のみにて執り行われました。
菩提寺ご導師様の読経後に集合写真を撮影して、お別れの時間は20分間。お好きだったバターピーナッツやお赤飯、お花をお手向けして最後の時間を静かに皆様で過ごされました。
解散後は地元の風習で、通夜搬送の寝台車とは違う道を通ってご帰宅になりました。
担当エンディングプランナー 小山 光弘
お打合せは、ご両親様、妹様、弟様、叔父様ご夫妻もご同席いただき、故人様のお話しを詳しく伺うことができました。
お父様は車椅子でのご参列でしたが、ご自分でクルマを運転されてお越しいただき、お嬢様のサポートもありお式を進行させていただきました。
メモリアルスクリーンはご参列いただいたご親族の皆様も喜ばれて、メモリアルスクリーンへの関心度がとても高かったようです。
ご法要やご供養については菩提寺様との関係性が深く、問題なく進めていただけると思います。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
その他のご葬儀エピソード
エンディングプランナーがお手伝いしたお別れのストーリー
-
完璧な母の完璧な旅立ち
尽きない「ありがとう」
-
苦労のその先に見ていたもの
懸命だった母に感謝を
-
強い母親から一人の女性へ
別れた旦那様への秘めたる想い
-
それぞれが想う姿を胸に
それぞれが知る姿を語り合って
-
あなたの願いと私の想い
生前からの強い希望を叶えるため
-
凛とした旅立ち
凛とした故人様らしいお見送り
-
旅立ちのドレス姿
思い出のドレスをお柩にお手向け
-
笑顔の贈り物
在りし日の姿を心の中に残すため
-
いつもの手紙は最後のラブレター
故人様との繋がりと愛を忘れずに
-
笑顔を背に家路に就く
「お別れ」ではなく「再会」
-
思い出の情景
愛する景色とご家族に囲まれて
-
できたね!
「できた」を感じていただく時間
-
空への手紙
幸せを常に願ってくれた故人様へ
-
あの頃
思い出の地「浅草」を会場に再現
-
最愛のあなたとの再会
最愛の夫のもとへ完璧な姿で
-
見送る先の幸せ
見送った先にはきっと幸せが
-
光は永久に
全盲となった故人様のために
-
母を知る
大切なお母様を今一度知る場所に
土日祝・深夜・早朝も対応
06/01 15:39 現在、斎場・火葬場予約可能
予約のキャンセルは無料です