紡がれた輪の廻る時
79歳のお誕生日に急逝された故人様。
直前までお元気だったこともあり、ご家族は故人様が旅立たれたことをまだ実感できないご様子でした。
性格が明るくて世話焼き、頼まれると嫌と言えない故人様はお友達も多く、周りからとても信頼されていました。
ご家族に向ける愛情も同じで、奥様やお子様方を様々な場面で支えてこられたそうです。
そんな故人様への大きな感謝を込めて、ご家族はしっかり送ってあげたいとおっしゃいました。
仲間と過ごした時間
北海道ご出身の故人様。
就職を機に上京されると、窓・サッシのメーカーで定年まで約40年間を勤め上げました。
退職の直前までマレーシアに海外出張されて、会社の発展に大きく貢献なさいました。
定年後は趣味に没頭。
ご自身の畑で野菜を栽培したり、グランドゴルフや野球観戦などお好きなことを自由に楽しまれていたそうです。
しかし、趣味そのものがお好きというよりも、それぞれのコミュニティで交流するお友達と過ごす時間を大切にされたそうです。
多くの方々から慕われ、頼りにされてきた故人様。
ご本人もきっと最後の時間はたくさんの仲間たちと過ごしたいはずだとお考えになったご家族は、多くの皆様にご参列いただける一般葬をお選びになりました。
最後のお誕生会
ご参列いただいた皆様に在りし日の故人様を振り返っていただきながら思い出を語り合い、偲んでいただけるように、思い出コーナーにはグランドゴルフ用具や読売ジャイアンツの応援グッズ、数多くのスナップ写真、さらにお孫様手作りのお祖父ちゃんへの思い出がいっぱい詰まったコルクボードをお飾りいたしました。
お通夜は閉式後も多くの皆様がお残りになり、故人様と最後のお別れや思い出話、ご家族へご挨拶をされていました。
皆様がお帰りになった後、ご家族5人だけで誕生日にご逝去された故人様のために最後のお誕生会が開かれました。
故人様のお好きなイチゴケーキを食べながらお柩を囲み、思い出のお写真をご覧になりながら歓談してお過ごしになりました。
人の絆、仲間の輪
告別式にも多くの皆様が参列し、昨夜に続き思い出コーナーでご家族とご歓談なさいました。
お別れの時間は、ご愛用の洋服と帽子、グラウンドゴルフのウェア、ジャイアンツ応援グッズ、野菜の種、誕生日ケーキ、お手紙などをご家族やご親族だけでなく一般参列者からも希望がありお手向けいただきました。
出棺は故人様の好きな読売ジャイアンツの歌を、ご友人がマイクで熱唱しながらのお見送りとなりました。
故人様が大切にされてきた人の絆、紡がれてきた仲間の輪に囲まれた温かいお式でした。
担当エンディングプランナー 白石大武
故人様のご自宅にはお孫様たちのお写真がたくさん飾られており、お二人の部活の試合があれば応援に駆けつけたそうです。
お孫様たちも毎週末、故人様のご自宅に遊びに行っていた時期もあったそうで、大好きなお祖父ちゃんへの想いを込めて思い出パネルをお作りいただきました。
喪主の奥様にご葬儀の感想を伺うと、祭壇生花や思い出パネル、思い出コーナーが参列いただいた皆様に大変好評であったことをお褒めいただきました。
また、「お会いする皆さんに大変親切にしていただけたので、経験のない葬儀を無事に終えることができたと家族全員が感じております」とのお言葉を頂戴いたしました。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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