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Funeral Episode

光りを放て永遠にご葬儀事例

この度、ご逝去された故人様は享年48歳、あまりにも早い突然の旅立ちでした。
学生時代から仲間たちに慕われていた故人様。イケメンだけど不器用で、影日向なく努力を積みかさねる方でした。会社では縁の下の力持ち的な存在として上司からも部下からも頼りにされていたそうです。
ご急逝される前日まで、持ち前の責任感から体調がすぐれないのを押してオンライン会議にご参加された故人様。ご自宅でお亡くなりになったことで警察の案件となり、むすびすでは現場検証の立ち合いからお手伝いが始まりました。

チームメイトから愛された努力家

下町で着物呉服店を営まれているご両親のもとで生まれた故人様。子どもの頃からわんぱくで、私立中学に入学すると当時テレビドラマで流行していたラグビー部に入部、中学高校の6年間を仲間たちと共にラグビーに熱中しました。
チームメイトにお話を伺うと、故人様はとにかく努力家だったとのこと。レギュラーを外された日は悔しくて、涙を流しながら真っ暗になるまでグランドに居残り、一人でタイヤ引きをされていたそうです。
体格が大柄ではなかった故にケガも多く、肩の脱臼癖が治らず手術もしましたが、筋トレでボディーを鍛え上げ努力に努力を重ねた結果、レギュラーの座を勝ち取りました。

人と人との架け橋

ラグビーから学んだ「One for All, All for One」「ノーサイド(NO-SIDE)」の精神と「努力」「友情」「勝利」の体験は、故人様のその後の人生に大きな影響を与えました。
大学卒業後に高校ラグビー部の一年先輩が設立したばかりのブライダル企業に就職。現在は国内最大手になった会社の成長に貢献。営業、人事、海外駐在、アジア展開などに携わり、その甲斐あって会社は株式公開史上最短で東証一部上場という偉業を成し遂げました。
社内で料飲部門と営業部門の確執があった折には、故人様の男気から「俺が料飲部行って改善してくる」と自ら他部署に飛び込み、気がつけば周囲から慕われている、会社全体をひとつにしていく“架け橋”のような存在でした。
個々の持つさまざまな特性を各ポジションで活かすことができるラグビーの経験と、真面目で努力家で誰からも愛される故人様の性格によるものでしょう。

子煩悩な最高のパパ

ご葬儀の喪主様は20歳のご長男様、施主は故人様のお父様がお務めになりました。
20代後半に離婚された故人様は、2人のお子様と別々に暮らしていました。それでも親子の関係は良好で、ご長男様は「子煩悩な最高のパパだった」とおっしゃいます。
急逝の数カ月前、故人様とご長男様はお二人で富士山に登頂しました。登山の途中で自らの体力が息子に追い抜かれたことを悟った故人様は、「先行ってくれ、頂上で会おう」とご長男様にお声をかけられました。
その言葉通りお二人は山頂で合流を果たし、父子で最高の時間を共有したそうです。

僕たちのHERO

お葬式で彼を誉めて欲しい」これは会社で昔から一緒に頑張ってきた同僚の方のお言葉です。
生前、故人様は表舞台に立つヒーローの役割を誰かにゆずり、その人を支え続ける芯が強く熱い男。だから故人様の周りの人たちはいつも愛に包まれていたそうです。
そんな故人様に最期の時間だけは“HERO”になってもらいたいと皆様が望んでいました。
ご家族様にとって命をつなぐ時間となり、結び輝く時間になって欲しいという想いを込めて、ご葬儀のテーマは「ご家族と故人様の人生と命」として、「影なるヒーロー」「最愛の子供たち」「努力家」「仲間」「愛されキャラ」を皆様が共有できる時間と空間をお創りいたします。

思い出で埋め尽くして

築地本願寺の第二伝道会館を“僕たちのHERO”だった故人様の思い出で埋め尽くすための舞台。祭壇中央に400インチ(8850mm×4980mm)の大型フロントスクリーンを設置。
その両側に“仲間たちのHERO”であり、“お子様たちHERO”でもあった故人様を象徴する2枚のメモリアルスクリーンを展開いたしました。
大型スクリーンで上映される「ライフギャラリー(思い出の動画)」は、お通夜は会社と仲間たちが中心になった映像。告別式はご家族様と故人様の人生と命をテーマに、ご子息様、ご息女様に愛されていた故人様の人生を振り返る映像が制作されました。
ロビーには「会社の栄光なる軌跡」「仲間からのメッセージツリー」「学生時代」「家族」それぞれの思い出コーナーをご用意いたしました。
地方から参列できないラグビー部員や仲間たちのために、Zoomによるご葬儀の中継も行われました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

平川 雅彦

ご葬儀は涙あり談笑あり、400名近い参列者様が心をひとつにして故人様を見送る時間となりました。
告別式では若干20歳の喪主様が大勢の参列者様の前で堂々とした挨拶をなさいました。
富士山の登山でお父様を体力的に追い抜いたご長男様が、「いつの日か人間としても父を越えるために生きて行きます」とお誓いになるお姿が、ご家族様と参列者様に感動を呼びました。
ご葬儀ではお父様を突然失って精神的につらい状況であったご長女様でしたが、お式を終えたご自宅訪問の際には、初めて笑顔を見せながら感謝のお言葉を頂戴いたしました。
コロナ禍ではご家族が望んでも、さまざまな事情から断念せざるを得なかった一般葬でのお見送を実現できたことで、人のぬくもりや思いやり、気遣いという昔からあるご葬儀の良いところを、参列された皆様にあらためて感じていただけたと思います。

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