夢見た書斎からの旅立ち
書斎を作るのが夢だった夫の願いを
最期にかなえてあげたい
奥様が何か決めるときは、必ず相談する。
それほど、ご主人様のことを頼りにされていたそうです。
そのご主人様が、ご家族様に見守られて、旅立たれました。
「本当は、お葬式のことも、夫に相談したいくらいなんです」という奥様。
それでも、「夫のために、自分が考えて送りたい」と、
お打ち合わせに娘様の同席をお断りに。
ひとりお打ち合わせに臨まれ、本がお好きだったご主人様の夢をかなえてあげたいと、ご葬儀の内容を決められました。
それは、書斎を作ること。
お好きだった本に囲まれて、最期の時間を過ごしてほしいという、奥様の想いから決められたことでした。
お仕事で忙しい日々の中でも読書を
欠かさなかったご主人様
ご主人様は大学を卒業後、メガバンクに入行。海外の支店へ赴任されるほど、そのご活躍は認められ、部長として多くの方を指導されました。
定年退職後は嘱託社員として、正社員と同じように働く日々をお過ごしに。お仕事に忙しい中でも、大好きな読書は欠かすことはありませんでした。
中でも、司馬遼太郎や塩野七生といった歴史小説を愛読されていたそうです。
まさに本の虫という言葉がふさわしい方だけに、書斎のある暮らしを夢見るのも、不思議ではありません。
「壁一面を本棚にした書斎を作りたい」
ご主人様はいつもそうおっしゃっていたそうです。
奥様の想いがあふれるお二人だけの
お別れの時間
ご葬儀を担当した高柳たちの手で、斎場の壁一面に、本棚をプリントした布のタペストリーがかけられました。
本棚の手前に用意したテーブルには、いつも読書の時に使っていたランプと、お気に入りの本たち。
ご主人様の思い出がつまったたくさんのお写真も、お通夜に参列した多くの方々を迎えました。
お通夜の翌日、告別式が始まる前の、朝のひととき。お二人だけの時間に、ご主人様へ声をかける奥様のお姿が。
「よかったね」
ひんやりとした早朝の空気が、ほんの少し、あたたかくなったように感じられました。
内容とお写真は、ご家族のご了承を得て掲載させていただいております。
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奥様と娘様との想いがひとつに
担当エンディングプランナー
どんなことも、故人様に相談して決めてこられた奥様だけに、お打ち合わせでも、ご葬儀の内容がなかなか決められないと、悩んでいらっしゃいました。お打ち合わせの時間は7時間にわたりましたが、そのおかげで、ご主人様のためにしてあげたいという想いが、ご葬儀でしっかりとかたちになったのではないでしょうか。ご葬儀を終えられて、3人の娘様からも「お父さん、本当によかったね」と声をかけられたときの、奥様のお顔が印象的でした。