夢に見た聖地
81歳で旅立たれた故人様は、11年前にご逝去されたご主人様ともに阪神タイガースの大ファンでした。
ご自宅のケーブルテレビでタイガース戦をご覧になるときは、ご自分が部屋を離れてもテレビを消さず、天国にいるご主人様も一緒に観戦しているお気持ちだったそうです。
ご家族は、子供、孫、ひ孫たちに深い愛情を注ぎ続けてくれたお母様のために、甲子園球場を式場に再現することをご希望されました。
子供たちと野球への愛情
故人様は葛飾区堀切生まれの生粋の下町娘。
快活で世話好きで人と話すのが大好きな明るいご性格は生涯変わりませんでした。
故人様が阪神タイガースのファンになられたのはご結婚後。
新婚当時“炎のエース”と呼ばれていた村山実投手の熱烈なファンだったご主人様の影響です。
ご夫婦の野球好きはご長男様に引き継がれ、少年時代から野球に打ち込まれました。
故人様は試合のたびにグラウンドに駆けつけて、真夏の炎天下でも熱い声援を送られていたそうです。
ご長男様は今でも少年野球チームの監督を務められ、お孫様も中学で野球部に所属されている親子孫三世代にわたる野球一家です。
子から孫、そしてひ孫へ
故人様ご夫婦が情熱を傾けたのは阪神タイガースだけではありません。
ご長男様、ご長女様にも並々ならぬ愛情を注がれました。
病弱だったご長男様のために、都心から空気の良い多摩市へお引越しされたのもそのあらわれです。
お子様たちが長じてご結婚された後は、7人のお孫様たち、3人のひ孫様たちを慈しみ、育児の手助けもされていました。
お子様たちがお仕事で忙しいときは、故人様ご夫婦が多摩市からお孫様のもとにやって来て、保育の送り迎えやご飯の支度をしてくれたそうです。
お孫様たちにいつもご馳走を振舞ってくれたおばあちゃん。
モノにお金を使うよりも、お孫様たちの健やかな成長にお金と時間を惜しみなく費やしてくれたそうです。
家族が全力投球で送る
今では親となり、お孫様にも恵まれたお子様たちが、お母様のお式で望まれたのは、「母が一度行ってみたかった甲子園球場に連れて行ってあげたい」という一点です。
ご自宅では甲子園球場の再現が難しいため、式場はメモリアルスクリーンが展開できる斎場を選択。
お孫様が甲子園球場に行かれたとき撮影された写真をお借りして、祭壇の後方に大きく再現しました。
さらに、ご遺影をピッチャーマウンドの位置にお飾りいたしました。
サプライズとして、天国で待つご主人様と一緒に甲子園球場でご観戦いただくために、阪神タイガースの観戦ペアチケットをお作りして、お孫様、ひ孫さまからメッセージを書いていただきお手向けしました。
担当エンディングプランナー 奥田 壮
世話好きで愛情深く人と話すのが大好きだった故人様。
ご自宅を出る際はご近所の皆様が10人ほどお集まりになりお見送りされました。
式場で甲子園球場のメモリアルスクリーンをご覧になられたご家族の皆様は、「うわー凄い!こんな風になるんだ!」「予想以上だよ。これにして良かった」と大変お喜びいただきました。
タイガースグッズが飾られた思い出コーナーも、「とてもいいですね」とお褒めのお言葉を頂戴いたしました。
告別式が始まる前にお子様、お孫様、ひ孫様、お母様から惜しみない愛情を注がれた皆様が祭壇前で集合写真をお撮りになりました。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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土日祝・深夜・早朝も対応
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