参列者
ご親族:22名 ご会葬者:なし 
斎場
臨海斎場

父の思い描いた時間

88歳で旅立たれた故人様は、むすびすの事前相談でご自身のご葬儀についての大まかな予算や方針についてお決めになられていました。
生前から奥様と2人の息子様には、「葬儀社に話しは通してあるから、後のことは葬儀社へ」とお話されていたそうです。
お打ち合わせでは、故人様が遺された『エンディングノート』の内容に沿うかたちで、お式を進めていくことに決まりました。

大切にしてきた夫婦の時間

北海道のご出身の故人様は、大手石油元売会社で石油エンジニアとして勤務され、役員まで勤め上げました。
お人柄は真面目で温厚、人と争うのが嫌いで、多くの社員から慕われていたそうです。
石油エンジニアは海外赴任も多く、会社を退職するまで息つく暇もないほどご多忙を極められました。
それでも仕事の合間を縫って、ご夫婦で年に3回は海外旅行に出かけられ、クラシックの演奏会も一緒に楽しまれたそうです。
お打ち合わせの席で奥様は、「もう何をしても夫は帰って来ないのだから……」と言葉を漏らされ、2人の息子様は「自分たちが母を支えて安心させてあげたい」とおっしゃいました。

家族だけの最後の時間

故人様の『エンディングノート』のご葬儀についてのページには、「家族へ任せる」と一言。
ご家族は華美なことを好まなかった故人様を想い、白を基調にした落ち着いた雰囲気のお花をお選びになりました。
お式でも奥様の悲しみは深く、終始涙されておりました。ご長男様、ご次男様、お孫様たちが寄り添いながら旅支度をお手伝いいただきました。
出棺前に奥様、ご長男様、ご次男様だけをご案内してスタッフもその場を離れて、ご家族4人だけでゆっくり最後のお別れしていただきました。
お花入れは故人様がお好きな『交響曲第九番』の流れる中、書道をたしなまれた故人様ご愛用の毛筆3本、ネクタイをお手向けいただきました。
皆様「お父さんありがとう!」「お世話になりました!」とお声がけしながらのお別れとなりました。

担当エンディングプランナー 小山 光弘

小山 光弘

弊社の事前相談をご利用いただいた故人様。
お打合せは、奥様、ご長男様、ご次男様、それぞれのご家族も交えて進みました。
お打合せに入るとすぐにご長男様が、「父が契約した内容でお願いします!」とおっしゃいました。
奥様は最愛のご主人様を亡くされたばかりで悲しみが深く、ご兄弟とそのご家族がお母様に終始寄り添い、お支えになりました。
喪主を務めるご長男様は、若い頃は父に迷惑をかけたこともあったと涙され、「葬儀の時間は、父への罪滅ぼしの時間だと思っています」とお話くださいました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

※2017年にお葬式のむすびす(旧アーバンフューネス)でご葬儀された方へのアンケートにおいて、97.3%の方に満足しているとご回答いただきました。
※各ページに掲載されている葬儀事例の費用は当時のプラン利用時の費用目安となります。

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