大いなる生涯
百寿を超える102歳という長く尊い生涯に幕を閉じられた故人様。
喪主を務めるご長男様をはじめとする三人のお子様たちは、激動の時代を生き抜いてこられたお母様を、お身内のみで穏やかに送り出してあげることを望まれました。
激動の時代を生き抜いて
大正8年、埼玉県で三人兄弟の長女としてお生まれになった故人様。
大正、昭和、平成、令和と激動の近代史を生き抜いてこられました。
戦時中の疎開先では線路を歩いて着物を売ったり、時には物々交換することも。
大切な食料を盗られる辛い経験をされたこともありました。
ご結婚後は子育てと姑の面倒をみる多忙な日々。
「兄妹は多かったけれど、戦後の混乱期ということもあって、成人まで育った子供は三人でした」と喪主を務めるご長男様はおっしゃいました。
煙たなびく一家だんらん
「昔はどこの家でも当たり前でしたが、弁当は母の手作り、学校に遅刻してもいいからご飯を食べて行きなさいとは言われても、勉強しなさいと言われたことは一度もなかったですね」と懐かしそうにお話されるご長男様。
平成6年にお亡くなりになられたご主人様も子煩悩な方で、ご夫婦の仲は子供たちから見ても良かったいいます。
「釜戸でご飯を炊いて、子供たちが大勢いてワイワイやっていたあの頃が、母は一番幸せだったのかもしれません」とご家族の思い出をお話されました。
担当エンディングプランナー 平川 雅彦
「お花が大好きだったお母様のために、いっぱい花々を飾って送り出してあげたい」というのがご兄妹様からのご要望でした。
お手向けの品は日本酒、どら焼き、マフラー、眼鏡。お花入れの後はお身内様のみで、激動の時代を生き抜いてこられたお母様と静かにお別れする時間をお過ごしいただきました。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
その他のご葬儀エピソード
エンディングプランナーがお手伝いしたお別れのストーリー
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苦労のその先に見ていたもの
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強い母親から一人の女性へ
別れた旦那様への秘めたる想い
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凛とした故人様らしいお見送り
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笑顔を背に家路に就く
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空への手紙
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光は永久に
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母を知る
大切なお母様を今一度知る場所に
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懐かしの旅情と共に
いつかの思い出を共に
土日祝・深夜・早朝も対応
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