愛と華
社交的で明るいお人柄で誰からも愛された故人様。趣味は社交ダンス、足を悪くされてから始めた水泳もみるみる上達されたそうです。
晩年、よくお聴きになっていた音楽は演歌……ではなく、ソウル界のレジェンド“JB”こと、ジェームス・ブラウンのファンク・サウンドでした。
内助の功
岡山市で4人兄弟の長女として生まれた故人様。
お父様は陸軍の軍医で、お兄様も陸軍の将校。お兄様が陸軍士官学校の盟友であるご主人様を故人様に紹介されたのがご縁でお二人はご結婚されました。
戦後、ご主人様が大手観光会社に就職されたことで、故人様の新婚生活は箱根から始まりました。
その後は調達部門や不動産部門の役員を歴任されたご主人様のお仕事の都合で東京に移られます。
後年ご主人様は関連会社の社長に就任。その間、故人様は専業主婦として家庭を守り、お子様方を育てあげました。
二人三脚
「おしゃべり好きの母と無口な父は正反対の性格でしたが、それが逆に似合いの夫婦でした」と喪主を務めたご長男様がおっしゃいました。
その最愛のご主人様を15年前に亡くされてからも、持ち前の明るい人柄で周囲の人たちを笑顔にした故人様。
足を悪くされて施設への入居を決めたときも、自分で施設を探すほど行動力がありました。
大輪の華
晩年、ひ孫様と会われるのを楽しみにされていた故人様。
お式前に流れる音楽はジェームス・ブラウンのファンク・サウンドと、故人様のカラオケの十八番だった一青窈の「ハナミズキ」。
お式が始まると一転して雅楽の調べとなり、最愛のご家族と大好きなお花に囲まれた厳粛なお見送りに移ります。
ご主人様のお仕事を家庭で支えながら、惜しみない愛情で育まれたご家族の系譜は、今お孫様やひ孫様という大輪の華を咲かせました。
担当エンディングプランナー 平川 雅彦
いつも明るく周囲の人たちを笑顔にしていた故人様。
お式前もお別れの時間も、女性の皆様は常に故人様に寄り添ってお話をされていました。
祭壇前にてご家族様の集合写真を撮影。皆様お花や飾り付けにもご満足いただけたご様子で、和やかな雰囲気でのお別れとなりました。
また、喪主様から仏教の四十九日法要にあたる神道の忌明け法事、「五十日祭」などに関してご質問をいただきました。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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