最愛のあなたとの再会
20年前旦那様に先立たれて、長年お一人で暮らしてこられた故人様。
晩年はご長男様のお住まいの近くに来られ、施設で過ごされながら、時にはご長男様のご自宅で一緒に食事をし、他愛のないお話をされるような穏やかな時間を過ごされました。
しかしながらお一人で暮らす時間の中で寂しさを感じる場面もあったことでしょう。
旦那様との再会に際し、ご本人が望まれたように完璧なお姿での旅立ちをお手伝いさせていただきました。
家族4人、水入らずの生活
転勤族だったご主人と出会い、その後は各地を転々とする生活を送られる中、専業主婦としてご主人を支えながら、2人の男の子に恵まれました。
若い頃はお琴、日本舞踊、お茶などの日本文化を親しみ、お着物を自分で作られるなど、子育ての中でもご自身を磨き、そして楽しんでおられました。
お2人の息子様方は早くにご結婚されて家を出られましたので、それまでのお時間は貴重だったことでしょう。
母のことは「よく知らない」
この度のご葬儀にあたってはご長男様夫婦と打合せをさせていただきました。
そのなかで故人様のお話を伺いましたが、ご長男様から出てこられたのが「よく知らないんです」というお言葉。
ご結婚されてからは離れて暮らしてこられたということでしたので、仕方ないのかもしれません。
だからと言ってお母様に対して薄情であるとかではなく、しっかり送ってあげたいという思いはお持ちでした。
しかし何をしてあげたらいいのか分からないご家族。
旦那様との再会は完璧な姿で
お母様がご生前におっしゃっていた願いが二つありました。
それは「自分で手縫いした着物を着せて欲しい」「お父さんと戒名の位を合わせて欲しい」ということ。
旦那様に対する愛情と絆を感じる願いでした。
ご戒名は旦那様と同じ位を。
そしてお召し物はご要望通り、ご自身で仕立てられたお着物に袖を通していただきました。
とても丁寧に織られたお着物でした。
再会の場所へと身形を整えてお送りすることができました。
担当エンディングプランナー 石井 瑞穂
ご長男様はあまり多くを語られない方でした。
しかしその分お母様への想いはしっかりある方なのだと感じました。
長男様、次男様のご家族、総勢6名様でのお見送りでしたが、祭壇にお花をしっかりお飾りし、お柩一杯にお花をお手向けいただきお送りいただきました。
お柩にお手向けするお花は、あちらの世界に行かれた際のお召し物にもなると言われております。
ご自身のお着物だけでなく、たくさんのお花でお飾りいただいてお送りできて良かったです。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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