父が遺したもの
96歳でご逝去された旦那様が今回の故人様。
故人様が激動の時代を生き抜き、命がけで遺した大切な宝物はご家族。
そんなご家族が誰一人として悔いが残らないように、そして最後は気持ち一つに故人様を送り出せるように、精一杯お手伝いさせて頂きました。
激動の生涯
故人様は戦争を体験されました。
17歳で海軍に入られ、その後特攻隊員になりました。
命を落とす覚悟でいたそうですが、飛行機が破壊されるなどの偶然が重なり、生き残ることができたそうです。
そのことをよくご家族にお話しされていました。
戦後の大学時代はラグビーに熱中。
ご夫婦の出会いも奥様が故人様のラグビーの試合を観に来ていたことがきっかけ。
恋愛結婚だったそうです。
故人様の誇り
故人様は仕事としてダムを作る所長をされていました。
黒部ダムなどの有名なダムの建設にも携わってきたそうです。
その中でも故人様が中心となり携わったのは山形県の「蔵王ダム」、そして「高坂ダム」特に蔵王ダムは故人様が最初から最後まで携わったそうで、ご家族でも何度も行ったことがあるそう。
そのときにも自慢気にご家族にダムのお話をしていたそうで、ダム自体が故人様の誇りでした。
誇りを胸にお見送り
激動の生涯の中で誇りを持って取り組まれていたダムのお仕事。
その誇りを胸に旅立って頂くために式場のお花はダムの水流をイメージしてご用意。
また「蔵王ダム」をバックにしたメッセージパネルをご用意。
祭壇脇に飾っていただき、ご家族皆様にメッセージを書いていただいた上でお手向けいただきました。
メッセージパネルを通じ各々の想いを目に見える形にすることで、皆同じ気持ちだと感じていただき、お気持ち一つにお見送りいただければと思いご用意させて頂きました。
担当エンディングプランナー 古賀 瑞菜
式当日は式場に入ると、「お花綺麗~!写真もいいですね」と仰って下さり、とても喜ばれていました。
ご長男様も携帯で写真を撮られて多くは語らずとも満足されているご様子でした。
蔵王ダムのメッセージパネルについても、「用意してくださったんですね!ありがとうございます~」と仰って下さり、故人様が蔵王ダムの建設に携わっていたことを改めて凄いですね、誇りですねと意図を含めてお伝えしたところ、ご長女様が涙ぐまれ、ご長男様は「中空重力式ダムだからね。日本で一番ダムの建設に携わった人だしさ」と得意気に話されていました。
会場の空間を通じて故人様の功績を振り返れる素敵なお時間になりました。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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見送った先にはきっと幸せが
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