父の生き方、息子の送り方
94歳でご逝去されたお父様。
多趣味で明るく陽気なお父様と喪主を務められた正反対に真面目な次男様。
お父様の生き方をふり返り、どうしてお父様が明るく振る舞ってこられたのか。
次男様が知るきっかけのお時間になるようお手伝いさせて頂きました。
多趣味で社交的なお父様
阿波踊りの名手で、絵画も得意。
そして俳句にマラソン、合唱と、とても多趣味でいらした故人様。
それぞれの趣味でお仲間をつくり、皆様と一緒に色々なことを楽しまれてきたそうです。
お写真に映る故人様はどれもにこやかなお優しそうな笑顔。
そのご表情そのままのお人柄だったそうです。
またお孫様と昨年誕生された曾孫様は故人様にとって宝物のような存在で、大変可愛がられていました。
お孫様方も既に皆様成人されていますが、そんなおじい様のことが大好きでした。
父と子
一方で、喪主を務められた次男様は、そんな故人様とは真逆のタイプ。 故人様のご性格を認めつつも、あそこまで趣味を広げられ陽気に振る舞ってこられていたことを少し冷ややかに見られているようなご様子。 おそらく、ご自身とは違う、というお気持ちが強いのではないかと感じました。 お打合せのお時間でも、思い出をふり返ってというよりも、どうやって費用を抑えられるかということを気にされているご様子でした。
明るい父の理由
明るく、多趣味で、社交的だった故人様。 しかし、故人様は元来そのような性格だったわけではありませんでした。 故人様が趣味をたくさん持ち、社交的になられたのは27年前、早くに奥様を亡くされてから。 一人になられても、ふさぎ込まれないよう、ご自身が楽しく生きてこられるための選択だったのです。 そんなお父様の「生き方」を振り返れるよう、会場にはお花だけではなく、ご趣味の品々や沢山のお写真を飾らせて頂きました。 阿波踊りの時に着られていた衣装はお柩の中でお布団の上からかけてさしあげました。
担当エンディングプランナー 齋木 まなか
次男様がご葬儀の時間の中で立ち止まり、故人様のことをふり返ることでどうして奥様を亡くされてから故人様がそのような生き方をされてきたのかを考え、知るお時間にすることがこの度のご葬儀の真のゴールだと感じました。 その上で、そんなお父様を息子様としてお見送り頂けるよう、父子が認め合いお別れを伝え合うお時間になるようにお手伝いさせて頂きました。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
その他のご葬儀エピソード
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イノチのたからもの
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人生のキャンバス
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山を見てなに思ふ
お母様らしい式場をお写真で
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