光は永久に
93歳でご逝去されたお母様。
病気をきっかけに60代ごろに全盲となってしまったそうです。
そんな故人様に「光」をもたらしていたもの。
それは生涯の半分をかけてこられた日本舞踊。
そして、それ以上にご家族の存在でした。
懸命に生きる母の姿
網膜色素変性症。
この病気が故人様の人生に大きな影響を及ぼしました。
45歳くらいの頃から視野狭窄が進み、60歳を迎えるくらいには、全盲。
障害者認定を受け、ご長女様やヘルパーさんの手を借りながら、懸命に生きる毎日でした。
負けず嫌いな故人様のご性格から「目が見えないことで、体が衰えていくのは嫌だ。」とお考えでいらっしゃったそうです。
そんな時に、ヘルパーさんが紹介してくれたのが、日本舞踊でした。
輝き始めた日々
日本舞踊を始めてからはそちらにのめり込んでいく日々。
おかげで足腰が強く、ヘルパーさんの手を借りつつ、家の中、お庭を行ったり来たり。
ご長女様が散々止めても、「発表会には出るんだ!見に来てほしい!」とご家族に伝えていらっしゃったそうです。
きっと自分の懸命な姿をご家族に見てほしかったのだと思います。
仕事がお忙しいご長女様、結局見に行くことは叶いませんでした。
もう一度舞台へ
施設に入ったのは6年前。
そこからは踊ることは叶いませんでしたが、それでも前向きに生きる故人様。
勝気で明るいご性格で、ヘルパーさんや入居者の方々にも愛されました。
大病を患うこともなく、老衰でのご逝去。
ご家族様もよく頑張ったとお認めになっているご様子です。
式場には日本舞踊の衣装に合わせた白と濃い目のブルーのお花で作る祭壇をご用意。
その両側には日本舞踊の衣装、番傘などをお飾りさせて頂きました。
全ては「向こうでもう一度踊ってほしいから」というご家族の想いを叶えるために。
担当エンディングプランナー 石井 瑞穂
ご葬儀当日は写真や色紙、着物の飾りを見て、大変喜んでおられました。
面会形の棺だったので、ご家族様は故人様のお顔の近くでずっと話しかけていらっしゃいました。
故人の曽孫様含め10人の参列。
飾っていた副葬品をすべてお柩へお手向けいただきました。
また、喪主様のご長女様が参列できなかったため、TV電話でお別れをしていただきながらのお手向けでした。
皆様ゆっくりと故人と最後の時間を過ごせたようでした。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
その他のご葬儀エピソード
エンディングプランナーがお手伝いしたお別れのストーリー
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光は永久に
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想い出のシュプール
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父が遺したもの
故人様の功績を振り返る
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