母を知る
88歳で旅立たれたお母様。
ご家族はお母様について「知らない」「何もない」とおっしゃられました。
しかし88年間の人生で何もないことはないはずです。
だからこそ最後のお別れであるご葬儀の場を通じてお母様を「知る」機会に。
家族にとってお母様とは
長く草加市にお住まいだったお母様。
ご自宅はご長男夫婦との2世帯住宅で一階にお母様、二階にご長男家族が住まわれております。
ご家族が一緒になる機会はあまりなかったそうで、ご飯は作っては持って行って終わり。
次男様はすぐ隣に一軒家を設けていますが、お母様が時々行き来して、お孫様に会いに行くくらいだったそうです。
お母様の趣味や好きなもの、食べものなどを伺うも「うーん、知らないですね」「これといった趣味はないです」との答えが。
決して仲が悪いわけではなく、いざ聞かれてもパッとは出てこないご様子でした。
もう一度お母様を知るために
ご葬儀を通じてお母様のことを知るためのポイントは2つ。
1つ目は納棺とメイク。
長く住まわれたご自宅でご家族の手を添えて頂きながら納棺の儀を執り行いました。
2つ目はお手向けのお品。
ご葬儀までの日にご準備をして頂いた和菓子やお手紙をお顔の近くへお手向けいただきました。
お孫様からはその場で作った折り紙もお手向けして頂くなど明るい時間となりました。
形だけのご葬儀ではなく
滞りのないご葬儀は最低条件。 たった一度のご葬儀をただ形式だけのご葬儀にするのではなく、その時間を通じてどんな時間を過ごすのかが大切です。 今回のご葬儀ではお母様を知るということを中心にご家族で作り上げて頂くようなご葬儀でもありました。 ただ費用をかけることだけではなく、どんな思いをかけて送ってあげるのかが大切なのです。
担当エンディングプランナー 石井 瑞穂
いいことばかりじゃなくてもいい、嫌な思い出であってもいい。 なぜ亡くなったかを知っているだけでなく、どう生きてこられたのか。 改めて「母を知る」。そのことによってご家族様、特に長男様・次男様の中にお母様が生き続けますようにという想いからお手伝いをさせて頂きました。 その結果ご用意して頂いたお手紙にはご家族からの秘められた思いの丈を綴って頂くことが出来ました。 式場空間にもご満足頂き「綺麗に飾っていただいてありがとうございます。」とお言葉を頂いております。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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見送った先にはきっと幸せが
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