憧れの大地へ
故人様を一言で表すなら昭和の親父。
お酒も飲まず、真面目にお仕事に励んだ故人様が愛したのはご夫婦で何度も旅行で訪れた北の大地でした。
亡くなる直前もまた行きたいとおっしゃっていた故人様のために、心の拠りどころでもあった場所へと魂が行けるようにご葬儀を行いました。
頑固な昭和の親父
四人兄弟の長男として横浜に生まれた故人様。
地元企業に入社し、事務方で61歳まで勤め上げられました。
奥様とは同じ事務所で働く同僚として出会いご結婚。
子宝にも恵まれました。
お酒は飲まず、唯一の趣味は麻雀。
ご家族曰くまさに昭和の親父。
まじめにお仕事に取り組んでこられた傍ら、奥様とはよく旅行にも行かれていたそうです。
その中で、最も多く訪れたのが北海道でした。
多くの場所を訪れ、北海道出身の高野よりも北海道のことに詳しくてらっしゃいました。
今も甦る北海道の雄大な大地
札幌から小樽、函館や帯広、知床のある道東にも行き、利尻や稚内にも行かれていたそうです。
中でも二人で旅行した時に感動した美瑛町の広大な大地が強く印象に残っているとのことでした。
亡くなられる少し前にも、また行きたいねとお話しされておられたそうです。
その雄大な大地は、憧れであり、心の拠りどころだったのでしょう。
もう一度北海道の大地に行かせてあげたい。
そんな奥様の想いを叶えるべく、メモリアルスクリーンにて思い出の美瑛町の雄大な風景を式場に表現。
式場に入った瞬間に心は北海道へと旅されます。
家族の思いをメッセージボードに乗せて
ご家族にメッセージをお書きいただき、お棺の中へお手向けいただけるように弊社にてご用意したメッセージボード。
その背景には、式場でお飾りをした美瑛町の風景と同じものをお入れしました。
告別式前日にサプライズでお見せするととても喜んでいただき、その日はご自宅にお持ち帰りになられ、告別式当日にご家族からの暖かなメッセージで埋めてお持ちいただきました。
そして最後に皆様のお手でお棺の中へ。
北海道の大地と共に、その思いを届けていただきました。
担当エンディングプランナー 高野 孝徳
はじめ、従来の祭壇の形とは違うものにすることに戸惑いもあったご家族でしたが、絶対に必要だと思いこの度の形をご提案させていただきました。
式場に入られたご家族が、祭壇一面に広がる美瑛町の風景を見て息を呑んでらっしゃる姿は忘れられません。
心から良かったと思える瞬間でした。
サプライズでご用意したメッセージボードにも、皆さんの暖かな想いを綴っていただけました。
きっと故人様も安心して北海道の空を駆けておられるのではないでしょうか。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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