あたたかい心に囲まれて
ご親族約25名の皆様が故人様を囲み、悲しみが絶えない喪主様やお子様方に声をかけ心を寄り添われた時間。
ご葬儀当日には「よき思い出」として、急遽のご要望でご親族集合写真を撮影。
旅立たれたお母様が明るい方だったからこそ、悲しみの中に明るくも温かい笑顔に包まれた時間となりました。
ご家族、仲間に包まれた賑やかな時間
故人様はさいたま市でお生まれになり、結婚、子育て、終末までずっと地元で人生を謳歌されました。
ご家族・お近い方々に囲まれて賑やかなのが好きだったという故人様。
生涯に渡り、ご家族を第一に子育てやご主人を支え続けてこられました。
そして晩年は病と闘う日々でした。終末期はご家族と過ごせるように自宅での療養を選ばれました。
ご長女様とご次女様は最後はお母さんらしく、賑やかに少し派手に送ってあげたいとお話しくださいました。
入院で気づいた母への想い
いつも笑顔で明るさが絶えない故人様は、ずっとご家族様やご友人様の時間を大切にされ、多くの時間を過ごされてきました。
ところが病に伏して、病院へ入院したお母様。
その時、母への想いを改めて「大好き」と言うことに気づかされたと振り返るお子様。
ご葬儀当日、式場に向けてご自宅を出発される際は最後までお母様の手を握りしめ、その出発をお見送り頂きました。
ご家族の思い出をいっぱいに
式場正面の祭壇には、大切なご家族とご友人との思い出写真を大きく引き伸ばし、メモリアルスクリーンにて設置。
そこにはご家族が足を止め、思い出を振り返り、思い出話に花が咲き笑顔と温かさに包まれる時間でした。
また、故人様はお花を愛でる事が大好きだったとの事でした。
中でもバラがお好きだったため、バラのリクエストがあり、お供え花にてあつらえました。
そして、思い出のお品を沢山ご用意頂き、献酒のお時間ではお好きないつもの「レモンサワー」で故人様のお口元を軽く撫でて差し上げて頂きました。
最後のご出棺時にはお棺の上に皆様でおられた千羽鶴をお手向けになられました。
担当エンディングプランナー 清野 勇次
皆様悲しみは深かったですが、お母様のお人柄を尊重し「湿っぽいご葬儀ではなく明るく送り出したい」と言うお気持ちに心がひとつになった様子を感じました。
そして、喪主様のことを気遣いながらあたたかく明るくお見送りされている素敵なご葬儀でした。
ご葬儀の予定では入っていなかったのですが、「今日と言う日を思い出として記念写真を撮りたい」と言うご要望をされた理由はこのような空間と時間があったからこそだと思いました。
故人様もさぞ喜ばれてらっしゃると感じながら安らかな旅立ちをお祈り申し上げます。
内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。
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