Vol.20 仙台よりさらに混沌とした気仙沼の状況

  • 街中のビルを見ると、建物の3階以上まで津波が押し寄せたのが分かります
  • 震災から1カ月以上経過しましたが、多くの場所でまだ水が引いていません
  • トラックをこのような形に積み上げられる津波の恐ろしさに、ただただ圧倒されます
  • 港の観光施設も破壊されていました

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第10次支援部隊として気仙沼に派遣したむすびす(旧アーバンフューネス)社員のレポート

4月21日19時現在

4月21日活動報告です。

7:00 起床・朝食

8:00 舟屋葬祭さんへ向け出発

→途中安置所(大曲コミュニティセンター)の下見
60~70のご遺体が安置されており、現在も自衛隊の捜索により、毎日10体ずつほど増えている状況。
安置所の職員の話では、被災者が家のあった場所に行って犠牲者の遺体を発見することも多いそうです。
施設内は3分割されており、安置所・棺の作成場所・検死場となっています。
棺の上には故人名・発見日時・遺留品・発見者【自衛官~・一般人~】が記載

10:00 舟屋葬祭さん到着
○舟屋葬祭さん自体が甚大な被害を受けており、ホールは流され集合場所となる事務所は津波の影響で水浸し泥だらけの状態です。
○搬送業務打ち合わせ

12:30 搬送業務
大曲コミュニティ~釣山斎苑(一関市)
舟屋さんの前にマイクロバスが到着(遺族親族15名位)
舟屋さん先導でマイクロバス・寝台車で安置先へ出発。(舟屋さんから5分位)

安置所着
→施設は警察・霊柩車・親族の車でごった返し。市役所が管理していますが、出棺の段取りや車の誘導は全互協(スタッフジャンパー着てます)が仕切ってます。

ご喪家の希望により花入れ・釘打ちあり(棺の四隅)
お別れ終了後寝台車を所定の位置へつけ出発。(同乗なし)
骨壷・覆い・棺束・炉前お供え用果物あずかり

14:15 釣山斎苑到着
遺族が事務所で手続き。被災者は火葬料無料。ボランティアとして住職がいない家族に対しては無料で御経をあげてもらえます。(事務所に住職待機)

14:40 遺族を控え室に案内して業務終了

所感

石巻から南三陸町をとおり気仙沼へと向かいましたが、南三陸町は街と道路が無い状態です。瓦礫の中を無理やり道をつくっている感じです。至る所に打ち上げられた漁船やぐちゃぐちゃな車、民家のない森のてっぺんに布団や衣類が絡まっていて、自衛隊や市の職員いがい人の気配が全くありません。

気仙沼は海が近いこともありますが、においが強いです。磯とヘドロ あと何か腐ってる臭いです。
舟屋さんから少し離れたところでは未だ関係者以外立ち入り禁止区域があります。初日に近くまで行くことができましたが、川には民家が浮いていたり車が浮いていたりと復興には程遠い気がしました。遺体捜索を終えた自衛隊員が隊列を組んでいましたが、疲れ切った表情。話によると毎日10体位は発見されるそうです。

気仙沼市役所には安否確認のための掲示板があり、『~は無事です。~にいますので連絡ください』とか『~会社・~学校の従業員・学生は至急連絡願います』と貼り出されています。無事な方は『OK』と書かれていましたが、ほとんどの方は連絡がついていない様子です。

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