• 土葬用地になってしまった石巻市上釜ふれあい広場のサッカーコート
  • 土葬済みの場所には、番号の墓標が割り振られていました
  • 土葬用地の近くには手続きを行うための仮設テントがあります
  • 遠く離れた山形の火葬場でご家族とのお別れ

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第8次支援部隊として仙台に派遣したアーバンフューネス社員のレポート

4月11日21時現在

元々1000体を超えるご遺体が安置されていた旧石巻青果花き地方卸売市場。現在700体前後に減少していますが、依然として収容しきれないご遺体を仮設テントの下に安置している状況です。雨が降ると棺の周りがぬかるむので気の毒です。

そんな中、ここ数日で新たに発見され、検案によって身元が判明したご遺体の搬送をお手伝いする機会が増えています。ご遺族からは一様に安堵の声が聞かれるのが印象的でした。あるご遺族は「進入禁止区域まで入って川を捜索したが、見つかったのは瓦礫の中からだった。海に流されず、見つかって本当によかった」とおっしゃっています。

もはや生存に一縷の望みをかける時期は過ぎ、今はとにかく「遺体が見つかってはっきり死亡が確認できること」がご家族にとってのベストなのだと痛感します。

市場の安置所で4/9に検視が終わり、私たちがお迎えにあがった40代の男性を、仙台市泉区の葬儀斎場にすでに安置されていた奥様の隣に安置することができました。別々の場所で発見されたご夫婦の約1カ月ぶりの“再会”。棺が並んだ光景に心が痛む一方で、「やっと会えたね」という安堵の声が聞こえたような気がしました。明日ご夫婦そろって火葬となります。ご冥福をお祈りしたいと思います。

青果市場近くの「石巻市上釜ふれあい広場」のサッカーコートに1000体以上は埋葬できるほどの広大な土葬用地が整備されていました。番号札のある埋葬済みの場所はまだ300ほど。地元葬儀社スタッフの話によると20日以降、本格的に土葬に着手するそうです。この日本でつい先月まで市民がサッカーを楽しんでいたコートが墓地になるとは、つらい現実です。