Vol.9 民間に任された仮土葬
むすびす(旧アーバンフューネス)に入った現地葬儀社さんからの情報
4月1日17時現在
仙台周辺の土葬について、昨日の段階では「自衛隊撤退後の身元不明者の仮土葬について、重機を扱う土木作業会社も、市内の葬儀社も、行政からの協力要請を辞退した」という状態でした。
これを受けて厚労省から再び自衛隊へ仮土葬の支援続行を要請したものの、自衛隊は辞退したとのこと。公の支援期限が過ぎたとみられます。
そこで再び市内の葬儀社へ協力要請が来たため、清月記さんが引き受けることを表明されました。
墓穴の掘削を担当する土木作業会社も見つかった模様。ついては4月4日から、むすびすの支援メンバーもその葬儀社様とともに、遺体安置所から墓地への搬送、および墓穴への埋葬作業に従事します。
数日間停滞気味だった活動が、週明けから進展します。民間の力を発揮していきたいと思います。
一方、むすびす本社近くの東京・江戸川区では、都営瑞江葬儀所で被災者の火葬受け入れが始まりました。東京都に協力を申し出たところ、やはり「被災地からの搬送手段」が確保できず、ご遺体を送りたくてもできない自治体が多いとのこと。仙台以外での新たな搬送支援が発生する可能性が出てきました。
むすびすとして可能な限りご協力していき、広く支援も呼びかけていきます。