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闘病生活をブログにつづり続けた小林麻央さん

歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの妻・小林麻央さんが2017年6月22日の夜、都内の自宅で逝去しました。34歳でした。

小林麻央さんは2008年12月に、キャスターを務めていた日本テレビ『NEWS ZERO』のインタビューで市川海老蔵さんと出会い、2010年3月に結婚。

2011年7月に長女・麗禾(れいか)さん、2013年3月に長男の勸玄(かんげん)さんを出産し、幸せな家庭を築き上げていました。

しかし、2016年6月に市川海老蔵が会見し、小林麻央さんが乳がんを発症したと発表。小林麻央さんは9月にブログを開設し、自身の病状や、日々の出来事などを書き込んでいました。

2017年5月28日には、あごへの転移が見つかったことから在宅医療に切り替え、その日以降も22回、ブログを更新していました。

最後の更新になったのは20日の6時15分。母親がしぼったオレンジジュースが美味しかったというコメントに続き、「朝から 笑顔になれます」「皆様にも、今日 笑顔になれることがありますように」と書き込んでいました。


小林麻央さんの旅立ちをブログで伝えた市川海老蔵さん

小林麻央さんの夫・市川海老蔵さんは2017年6月23日朝のブログで、「人生で一番泣いた日です」「マスコミの方々もお察しください」と書き込みました。

東京・渋谷のシアターコクーンで行われている自主公演『ABKAI2017〜石川五右衛門 外伝〜』に出演していることもあり、楽屋写真とともに、「今日明日と二回公演のあと千穐楽…疲労はかなり出てきてますが、兎にも角にも全てを乗り越えて、日々に感謝しながら過ごしたいとおもいます」とコメント。

「どんな事があろうと、舞台。役者になるとはそういう事なのかもしれません」と、決意を書き込んでいました。

昼公演の前には、ブログに「いってきます」と書き込み、小林麻央さんの逝去を感じさせない演技を見せたそうです。


小林麻央さんとの思い出や最後の言葉を会見で語る市川海老蔵さん

6月23日の昼公演を終えた市川海老蔵さんは、記者会見に出席して小林麻央さんが逝去したことを改めて報告しました。

記者会見の冒頭で、市川海老蔵さんは小林麻央さんが逝去するまでの経緯を説明。前日の22日夜に小林さんの母から連絡があり、稽古を切り上げて慌てて帰宅したそうです。

「一昨日はしゃべっていたんですけど、昨日はずっとしゃべれなくて。息を引き取る瞬間を見ていました」と、小林さんが旅立つ様子を振り返りました。

記者から小林麻央さんの逝去の瞬間について尋ねられると、「愛していると言って…彼女がその一言を言って」と涙をこらえるように目頭を押さえ、絞り出すように「そのまま旅立ちました」と言葉を続けました。

その後も、涙をぬぐいながら、記者の質問に答える市川海老蔵さん。「愛されていたことはわかっていたんですけど、最後の最後まで愛していてくれたことに…」と、とぎれとぎれにコメントしました。

市川海老蔵さんが小林麻央さんへプロポーズした時の言葉は、「来世も、再来世も一緒にいよう」。

市川海老蔵さんは会見で、プロポーズの言葉を引き合いに出し、「(麻央に)愛想がつかされないように頑張らないと」と夫としての決意とともに、二人の子供には「僕が(麻央の)代わりになれるわけではないですけど、できる限りのことをやっていきたい」と、父としての想いを語りました

芸能人や著名人が逝去した場合、故人を偲ぶために、大勢のファンが葬儀に参列することが予想されるため、葬儀は家族や親族など身近な方だけで見送る家族葬で執り行い、葬儀後に日を改めてお別れ会を行うのが一般的です。


小林麻央さんとのお別れは神道式で行った市川海老蔵さん

市川海老蔵さんは、6月25日に更新したブログで、長女・麗禾さん、長男の勸玄さんの子ども2人と、みたまうつしの儀に参列したことをつづっています。

みたまうつしの儀とは「御霊移し」と書くように、神道における葬儀の儀式のひとつです。この儀式は、故人の御霊を遺体から霊璽に移すものです。

神道では、死の穢れを忌むため、聖域である神社では葬儀を行わず、斎場か自宅で行います。

仏式の葬儀・告別式にあたる葬場祭の前夜には、いわゆるお通夜にあたる通夜祭と、家族や親族のみが参列する遷霊祭を行います。

通夜祭では、斎主をはじめとする参列者一同は、手を清める手水の儀を行った後、祭壇前に着席します。

喪主が一礼し、全員が一礼したあと、斎主が祭詞奏上を行い、場合によっては伶人(楽器を演奏する人)による誄歌奉奏(るいかほうそう、故人を偲ぶ歌の奉奏)が行われます。続いて斎主、喪主の順に玉串奉奠(たまぐしほうでん)が行われ、通夜祭は終了します。

親族以外の参列者は、玉串奉奠を終えたら、直食(なおらい、参列者へふるまう食事)の会場に移動します。

家族や親族は通夜祭に続いて、遷霊祭を行います。遷霊祭は御霊移しともいいます。市川海老蔵さんがブログにつづった儀式は、この儀式のことです。

遷霊祭が終わると故人は神になり、生前の姓名に男性なら「命」、女性は「姫命」などの諡号(しごう)をつけて呼ばれます。

霊璽とは仏式の位牌にあたるもので、一般的には故人の姓名と生年月日が記入してある白木の角型の柱状に、同じ白木の総被せ蓋の形をしたおおいがついています。


小林麻央さんへ手向ける品は、市川海老蔵さん自身が掘り当てたルビー

また、6月26日のブログで市川海老蔵さんは、小林麻央さんに贈ったルビーについて触れています。このルビーは、2010年7月29日に行われた挙式・披露宴でプレゼントしたものです。

市川海老蔵さんは、挙式・披露宴を前に、7月上旬にはベトナムに渡航。岩場で自らクワを持ち、小林麻央さんの誕生石であるルビーを掘り当てています。

挙式・披露宴で市川海老蔵さんは、「君のことが好きだという気持ちがベトナムまで行かせた。これお守りとしてもらって」とルビーのネックレスを差し出すと、小林麻央さんは「とっても幸せ」と感激の涙をこぼしました。

市川海老蔵さんは、このルビーのネックレスを小林麻央さんの旅立ちに際し、思い出の品のひとつとして手向けることを報告。

「滞りなく終えることができました。まおとの最後のお別れでした」とつづり、葬儀を終えたことを明かしました。

ブログでは、勸玄さんの白い花を手にする画像もアップされています。「子供達もすべて立ち会いました。2人がどう感じたのか…分かりません。が、常に2人に愛を注ぎたいと思います」と、改めて、小林麻央さんの分まで「パパママ」として子供たちに精一杯の愛情を注ぐことを約束しています。


小林麻央さんのお別れ会はホテルで行われる可能性も

6月23日の記者会見では「小林麻央を応援してくださった方、共に闘った方々、先に旅立ちましたけれども、小林麻央はきっとそばにいると思うんで…本当にありがとうございました」と、小林麻央さんに関わった多くの方に感謝を伝えた市川海老蔵さん。

小林麻央さんのお別れ会の予定は未定ですが、ブログを通じて多くの方に勇気を与え、心の支えになった小林さんに手を合わせたいという方は多いのではないでしょうか。そうした方々の想いを汲んで、市川海老蔵さんが発起人となって、お別れ会が開催されるとが考えられます。

お別れ会とは、会場を祭壇や故人の思い出の品で飾り、遺影に献花をする方法が一般的です。献花の後、故人をしのびながら会食し、思い出を語り合う時間を過ごすこともあります。

会場は斎場のほか、ホテルやレストランで行われることもあります。もし、お別れ会が開催されることになれば、多くの方が弔問に訪れることが予想されることから、大規模なホールを備えているホテルが候補として考えられます。


小林麻央さんのお別れ会が行われる日程は五十日祭を終えた8月13日以降か

小林麻央さんの葬儀では、神道における儀式、御霊移しが行われたことが分かりました。 このことから、仏教でいう法事も、神道における儀式として行われることが予想されます。神道では、この儀式を霊前祭といいます。

霊前祭とは、翌日祭、十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭、五十日祭、百日祭と行われます。このうち、仏教でいう四十九日法要は、五十日祭に当たります。

仏教では、逝去から四十九日を迎えると忌明けとなり、故人の魂はあの世へと旅立ちます。神道における五十日祭も同じような意味合いを持つので、市川海老蔵さんにとっても、小林麻央さんとのお別れをしてから、一区切りになるのではないでしょうか。

五十日祭は、故人が逝去た日から50日目に行われることから、お別れ会が行われるのは、早くても8月13日だと考えられます。



市川海海老蔵さんは2017年6月30日、自身のブログで次にようにつづっています。

「まおのことやブログに、日本だけでなく海外の方も関心を持っていただいていると聞きました。

世界中の私たちと同じように、乳がんで苦しんでいらっしゃる方やそのご家族の力に少しでもなれたらと、まおが綴った日々のブログを英語に訳して世界中の方に読んでいただければと思いました。

これもブログを通してまおがやりたかったことかなと思ってます。

まずは毎日すこしづつまおのブログにあげていきます。

新しいブログを準備していますので、それができたらそちらにうつします。

病でありながら世界中の方の心を動かす。

本当に偉大な妻です。

よろしくお願いいたします。

今夜から頑張ってみます。

世界の方々へ麻央の想いが、届きますように…」

小林麻央さんのブログが翻訳されれば、お別れ会が開催されたときに、海外の方も弔問に訪れるかもしれません。

小林麻央さんのご冥福をお祈りします。

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