葬儀の祭壇は、従来は白木の祭壇がスタンダードでしたが、最近は色合いの鮮やかな生花を使った花祭壇が増えています。
首都圏の葬儀に関する情報を発信するエンディングデータバンクによると、生花を使った花祭壇は9割を超えています。
生花を使った花祭壇のデザインにも変化があります。ゴルフが趣味だった父を送る、ゴルフ場の花祭壇や、大好きだった母へ感謝の気持ちを込めた、赤いハートの花祭壇など、カタログにある既成のデザインではなく、オーダーメイドのデザインが増えているのです。
エンディングデータバンクの調査によると、2015年にはオーダーメイドの花祭壇は47.3%でしたが、2016年には67.7%と20.4ポイントも増えています。
その理由として、オーダーメイド葬儀を行う方が増え、様々なデザインが可能な花祭壇でも、大切な方の人生や人柄を伝えたり、家族の想いを伝える方が増えていることが考えられます。